姫路から山崎へ転居してから約10年になるが、転居してすぐに私は病気で10日ほど入院し、その間妻は人里から少し外れた一軒家の自宅で一人で過ごしていた時のことである。ある日の夜、チャイムがなって「宅配便です」という男の声。妻は、「夜遅いので明日届けてください」と応えたが、相手は何度も「宅配便です」をくり返し、終いには家の周りを回りながら「宅配便です」と言い続け、妻が応じないので、やがて帰っていったという事件(?)があった。
この悪質な悪戯(?)以来、妻は私が夜に家を空けるのを嫌がるようになり、当地で私は高齢者大学や郷土研究会、文化協会などのお世話をしてきたが、夜に開かれる会は殆ど欠席してきた。
姫路立命会からは、毎年、総会及び懇親会の案内をもらっていたが、上記のような事情で欠礼を続けて来た。
だが、今回は第30回という節目の会であるので、妻を説き伏せて出席した。
第30回校友の集いは、相変わらずの盛会で、懐かしい方々のご尊顔を拝することができ、現役の学生たちのアトラクション(落研の学生の落語、応援団やチアガールの演技など)も愉快で、楽しい一時を過ごさせて頂いた。
多分、今回が最後の出席となると思うが、姫路立命会の一層の発展と役員諸氏のご健康とご活躍を祈念しつつ帰路に着いた。