私の生活作法 花鳥風月を友にして


by yuuyuu1122
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カテゴリ:蝶・蛾( 11 )

今年は蝶が多い

  石庭の静寂破る黒揚羽    和樽

今年は、蝶が多い。とりわけ、モンシロチョウ(紋白蝶)が大げさに言えば群をなして飛び回っている。
ところが、今日は、テングチョウ(天狗蝶)が何十羽(頭)も現れて、我が家の周りを忙しそうに飛んでいる。
写真を撮ろうとしても、なかなか木や花に留まってくれない。
そうなると、こちらも意地になってへばり付き、ようやく何枚か写真を写すことができた。
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テングチョウは、天狗のように突き出た鼻(下唇のひげ)を持つところから名づけられたらしい。
羽根を合わせて留まっている時は、枯葉状で地味な姿をしているが、羽根を広げるとオレンジ色の紋が現れる。
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by yuuyuu1122 | 2015-06-01 16:49 | 蝶・蛾 | Comments(0)
   通り雨秋蝶来たり水を吸ふ       和樽
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朝、通り雨があった。しばらくして、一匹(頭)のカラスアゲハ(烏揚羽)が飛んで来て、
私の仕事場のドアの外の地面に降りて、時々翅を開いたり閉じたりしながら動こうとはしない。
よく見ると、長い口吻をストローのように伸ばし、地中に差し込んでいるようだ。
蝶が集団で、湿地や湿原で吸水行動をおこなっている場面の写真は時々見ることがあるが、
一匹(頭)でそのような行動をやっているのは、初めて見る光景である。
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蝶の吸水行動については、なぜそのようなことをするのかは、よく分かっていないらしい。
体温調整説と栄養成分補給説とが有力説とされている。
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カメラを構えて近づくと、一旦は飛び立つが、1分も経たないうちにまた、同じ場所へ来て、
ストローを地面に差し込む。
体温調整かと栄養成分補給かは知らないが、余程、その場所が気に入っているようである。
お蔭で(?)、カラスアゲハ(烏揚羽)の写真を何枚かバッチシ撮ることが出来た。
by yuuyuu1122 | 2012-08-11 16:51 | 蝶・蛾 | Comments(0)

秋の蝶 

     新しき老いの一日秋の蝶     和樽
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蝶は、歳時記では、春に分類されている。
小学校唱歌でも「ちょうちょう ちょうちょう 菜の葉にとまれ 菜の葉にあいたら 桜にとまれ」と、春の曲になっている。
この時期は、「紋白蝶」や「黄蝶」が登場してきて、春の到来を告げる。
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しかし、蝶は春から秋まで飛んでいるので、「夏の蝶」「秋の蝶」という季語が用意されている。
「夏の蝶」は、揚羽蝶のように、春の蝶に比べて大型で、飛翔力のあるものが主役である。
ところが、「秋の蝶」となると、ぐっと小型になって、せわしく草花を一つ一つ訪ねて回る、しじみ蝶やせせり蝶が中心になる。
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明日はもう立秋。蝶も小型の忙しそうな蝶が増えてきた。
写真にUPしたのは、「ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)」である。地味で、小さな姿をしているが、よく見ると中々お洒落な蝶である。

なお、上記の小学校唱歌の元歌は「蝶々 蝶々 菜の葉に止れ 菜の葉に飽たら 桜に遊べ 桜の花の 栄ゆる御代に 止れや遊べ 遊べや止れ 」
であったらしい。皇室賛美の歌であると、太平洋戦争終結後の1947年(昭和22年)に改作されたという。
by yuuyuu1122 | 2012-08-06 16:59 | 蝶・蛾 | Comments(0)

夏の蝶

  休日の小学校や夏の蝶   和樽
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 季語「夏の蝶」とは、夏に飛び回る蝶のこと。
 夏の蝶は、春の蝶に比べて、大形で、飛翔力のあるものが多い。揚羽蝶がその代表である。
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 なお、単に「蝶」といえば春の季語である。

 写真1枚目は、クロアゲハ。
  写真2枚目は、アゲハ。もっともポピュラーな揚羽蝶である。
by yuuyuu1122 | 2012-05-15 16:37 | 蝶・蛾 | Comments(0)
以前から我が家の裏の梅林辺りで時々見かけるこの蛾は、鱗粉の少ない透明感のある白い羽根を持っていて、きれいな姿をしているので、ずっと蝶の仲間だと思っていた。
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私が持っている蝶・蛾の図鑑を見ても、搭載されていないので、正体不明の蝶として取り扱ってきた。
だが、姿がにている蝶もいる。ミヤマシロチョウやエゾシロチョウである。
しかし、ミヤマシロチョウは、本州中部亜高山帯の、標高1,400~2,000mの範囲のみに分布するということだし、エゾシロチョウはその名の通り北海道にしか棲まないらしい。
特にこれらの蝶と異なるのは後翅で、ミヤマシロチョウやエゾシロチョウはいずれも丸いが、この蝶(蛾)はアゲハチョウの仲間のように後翅に突起がある(これが「ツバメ」と呼ばれる所以)。
念のために、蛾の図鑑も調べたが、出ていなかった。
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仕方がないので、追求することを諦めていたところ、「私を写して」とばかりに仕事場の出入り口近くの地面にジッと張り付いているのを見つけて、バッチリ写真を撮る機会を得た。
こうなると、また、その素性を突き止めざるを得なくなってしまった。
それで、ネットで考えられる限りのキーワードを打ち込んで検索した結果、ようやく姿を現した。「ウスバツバメガ」という蛾であったのである。
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ウスバツバメガは、マダラガ科に属する昼行性の蛾で、主に西日本に分布しているという。どうやら、図鑑に載っていないのは、関東ではほとんど棲んでいないせいなのかもしれない。
ウスバツバメガの幼虫は、サクラやウメなどのバラ科の木の葉を食べて成長するらしいから、我が家の梅林に出没するのは、理由のあることなのである。

いずれにしても、この昆虫の正体が判明したことで胸の霧が晴れ、目出度い限りである。

[ウスバツバメガの身上調書]
分 類   チョウ目・マダラガ科 ホタルガ亜科
時 期   9~10月
分 布   本州・四国・九州
大きさ   開張:60mm


水澄みて数珠玉稔る川畔    和樽
by yuuyuu1122 | 2011-10-02 18:01 | 蝶・蛾 | Comments(6)
 このところ天気が良ければ、熱心にニラの蜜を吸いにくろ蝶がいる。ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)という、タテハチョウ科の蝶のオスである。
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ツマグロヒョウモンは、元来、南方系の温暖な気候を好む蝶であるが、永年の間に徐々に低温に適応して、次第に北へ生息圏を広げて来て、日本では東海地方から南西諸島がその生息域と考えられてきた。しかし、環境省が2009年に行った調査では、以前はほとんど発見されなかった東京や神奈川、埼玉で大量に見つかり、北関東にも入り込んでいることが確認された。

 暖かいところが好きなツマグロヒョウモンの北上を可能にしているのは、温暖化で冬場の気温上昇、越冬しやすくなったことや、幼虫がパンジーなどスミレ類を好物としているので、園芸植物にまぎれて広がったとも言われている。
 
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 毎日のように我が家のニラ畑にやってくるのはオスばかりであったが、今日ようやくメスのツマグロヒョウモンが姿を現した。オスは、後ろ翅の黒い縁取りが特徴であるが、メスはそれに加えて前翅の両端の部分が紫がかった黒色で、白いたすき掛けがなかなか粋である。
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 このメスの翅のデザインは、実は、日本では奄美大島以南にしか生息していないといわれる暖地系のチョウ、カバマダラのデザインを真似た(「擬態」という)ものらしい。カバマダラというチョウは、幼虫がトウワタという有毒植物を食べて育つので、成虫のチョウになっても体内にはその毒が残っている。それを知っている小鳥たちは、このチョウを襲うことはないというので、それに肖(あやか)りたいとカバマダラのデザインンを拝借したというわけである。
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しかしながら,ツマグロヒョウモンのメスがデザインを拝借したカバマダラは、今でも奄美大島以南の温暖地を動こうとはしない。
一方、ツマグロヒョウモンだけが生息圏を北へ北へと広げているのである。新天地では、バマダラ似は通用しない。
だから、将来、ツマグロヒョウモンのメスの翅のデザインは、ひょっとすると全く違ったものになるかもしれない。

  曼珠沙華黄金の波を取り囲む   和樽
by yuuyuu1122 | 2011-09-23 19:09 | 蝶・蛾 | Comments(0)
 飛ぶ力が強く、忙しそうに飛び回っているキアゲハ(黄揚羽)であるが、ゴーヤの蔓にしがみつくようにして、その花の上に顔を近づけ、翅を広げたままジッとしている。静かに朝食を味わっているのであろうか。
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 キアゲハの幼虫の食卓は、セリ科のバセリ、ニンジン、ミツバなどで害虫として嫌われ者であるが、成虫になると口がストロー状になっているので、もっぱら液体を吸飲する。花の蜜が中心であるが、時には川の水や動物が放出した尿なども吸入するという。
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 アゲハチョウの仲間で一番目につくのは、アゲハ(いわゆるナミアゲハ)である。しかし、キアゲハが近くに居れば翅の色で区別がつくが、ナミアゲハだけが飛んでいる場合、一瞬、どちらか分からないことがある。

 両者を区別するメルクマールは、前翅の付け根あたりの模様である。ナミアゲハには、白い筋(縞模様)がある(写真ン3枚目)が、キアゲハにはこの白い筋はなく、黒ずんでいる。
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 いずれにしても、キアゲハの翅は、明るい黄金色で、それに黒やブルーのアクセントが鮮やかに入り、夏の蝶らしく華やかである。何処までも追いかけて行きたい思いに駆られる蝶である。

   幽明の境を辿る揚羽蝶    和樽    
by yuuyuu1122 | 2011-08-29 17:37 | 蝶・蛾 | Comments(0)

蝶よ花よと

  急に、我が菜園周辺で、モンシロチョウ(紋白蝶)が数多く飛ぶようになってきた。
  モンシロチョウは、最もポピュラーな蝶で、春から秋にかけて、日当たりの良い所であれば、どこででも見られる。モンシロチョウの幼虫は、アブラナ科の植物が好物であるので、とりわけキャベツ畑などに多く蝶が集まっており、繁殖した青虫に食害されて葉がレースのようになったキャベツを作っておられる畑を見かけることがある。
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 私の菜園には、今のところモンシロチョウが好む野菜はない。しかし、その周辺には、数年前に作ったカブラ(蕪)の零れ種が育って、花を咲かせ、種を落してはまた育つ、といった繰り返しで、春先から黄色い花を次々と咲かせており、これを狙ってモンシロチョウが集まるのである。
 なお、この零れ種のカブラは、10~20センチほどに育った頃に、引き抜いてお浸しや煮物に利用しているが、柔らかくて美味しいので重宝している。
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 蝶は、花とともに、美しいものの例えで、「蝶よ花よ」と言えば、子供を大切に可愛がり育てる様子をいう。「蝶よ花よと 育てた娘/今日は他人の 手に渡す」(南部長持唄)というのは、花嫁が家を出るときに歌われる(た)歌であるが、全国的にほぼ同様の歌詞であったようで、この辺りでも昔は唄われた。
 なお、相手の機嫌をとったり、甘やかしたりすることを「ちやほやする」というが、この「ちやほや」は「蝶や花や」が訛って変化したという説がある。
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 モンシロチョウのメスは,一度オスと交尾をすると,もうオスを受けつけないといわれる。「貞節」であるというのは、人間的な見方であるが、その理由はよく分からない。いずれにしても、独特のポーズをとって、オスを拒否するということである。

  卯の花や鬱々として峠道      和樽
by yuuyuu1122 | 2011-06-02 17:27 | 蝶・蛾 | Comments(0)
 仕事に疲れると、外へ出て身体を左右に回したり、屈伸運動などをして、一息入れることにしている。今日も何時ものように身体をほぐそうと外へ出ると、見慣れない綺麗な蝶が飛んでいるのを見つけた。目で追っていくと、その蝶も隣地の荒田で一休みする様子である。
 そこで、抜き足差し足で近づき、腰に付けたコンパクトカメラを引き抜いて、何とか撮影に成功した。
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 調べてみると、ツマグロヒョウモン(妻黒豹紋)というタテハチョウ科の蝶である。この蝶は、もともと南方系の蝶で暖かい所を好むが、ナガサキアゲハ同様、その生活圏を、徐々に日本列島を北東へ広げていて、『ヤマケイ・ポケットガイド⑨チョウ・ガ』(山と渓谷社)の1999年4月20日発行本では「三重県以西」となっているが、2010年9月20日付朝日新聞(asahi.com)では、「関東地方に大量に入り込み、定着している」という。
 その理由として、地球の温暖化の影響が考えられるが、他に、幼虫の食卓がパンジーなどスミレ類なので、卵が付着した園芸植物の流通にしたがって拡大したとも見られている。

 写真のツマグロヒョウモンは雌であるが、この雌の翅の模様は、奄美大島以南に棲むカバマダラという毒を持つ蝶によく似ている。カバマダラの幼虫はトウワタという有毒植物を食べて育つ為に、成蝶になっても体内に毒素が残り、これを食った小鳥は七転八倒の苦しみを味わい、二度とカバマダラを襲わないということである。それで、ツマグロヒョウモンは、小鳥から身を守るために、翅の模様をカバマダラに似せた(擬態)のである。
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 ただ、トウワタという有毒植物は、本州辺りでは気温が低く育たないので、毒蝶カバマダラも生存しない。だから、ツマグロヒョウモンの雌の苦心もこちらでは役に立たないようである。

    日当りを選びて飛べり秋の蝶     和樽
by yuuyuu1122 | 2010-10-06 17:24 | 蝶・蛾 | Comments(0)
 仕事場の窓の外を、大形の黒蝶が弱々しく飛んできて、まるで飛行機が不時着するように、パタパタパタと地面に降りた。出て行って近づいてみると、アゲハチョウの仲間のようであるが、後翅が丸くなっているので、見慣れたカラスアゲハやクロアゲハとは違う。大きさは6~7センチほどである。
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図鑑で調べると、「ナガサキアゲハ(長崎揚羽)」のようである。ナガサキアゲハを見わけるポイントは、後翅の先が飛び出している(尾状突起と呼ばれる)かどうかで判断する。黒いアゲハチョウで、この尾状突起がないのはナガサキアゲハだけなのである。
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 黒というか濃紺というか、この色一色のものはオスで、メスは白斑が入るようである。その白斑も南へ行くほど白っぽくなるという。図鑑の写真を見ると、艶やかで美しい。
 ナガサキアゲハという名は、シーボルトが長崎で発見したので、こう命名された。もともと南方系の蝶で暖かい所を好むが、近年、関東地方にまで進出していて、ここにも温暖化の影響が見られるようである。
 なお、この蝶は、私に写真を撮らせにきたようなもので、しばらく休むと、舞い上がってどこかへ飛んで行ってしまった。

  梅林を終の栖に秋の蝶    和樽
by yuuyuu1122 | 2010-09-26 17:15 | 蝶・蛾 | Comments(0)