椿 太神楽(ダイカグラ)
2010年 12月 07日
江戸時代からある椿のようであるが、枝変わりがしやすいのか、我が家の太神楽のように白斑が消えてしまったものから、白斑の方が紅色地に勝るものまであり、そのためか「照日」、「星飛」、「清日」、「石橋」、「清緋」、「絞り太神楽」などの別名がある。
写真2枚目は、先日開かれたコーベ・カメリア・ソサエティ(KCS)の秋咲き椿展に出品された太神楽で、白の部分の方が多い。担当者は「ちょっと白が多すぎる」と言っておられたが、関西ではこの種のほうが好まれたようである。
茶花に用いられる。しかし、大輪であり、咲いた様子がだらしなさを感じさせるので、蕾が使われる。取り合わせは、時節柄桜、柿、真弓などの照葉(てりは)が使われることが多い。
冬麗老棟梁の鑿(のみ)の音 和樽